トマトは家庭菜園の中でも人気が高く、正しく植え付けを行えば
初心者でもしっかり収穫を楽しめる野菜です。
一方で、生育に合わせた対処や時期を間違えると、
生育不良や病気につながりやすいのも事実です。
この記事では、
- 苗や土の選び方
- プランターでの植え付け方法
- 植え付け後にやるべき管理
- 収穫方法
を詳しく解説します。
この記事1本を読んでいただければ、植え付けから収穫まで
栽培の全てをおさえられます。
それでは、早速見ていきましょう。

トマトの植え付け時期の目安
トマトは高温性の野菜で、低温が苦手です。
植え付けは「遅すぎる」よりも「早すぎる」ほうが失敗につながりやすいため、気温を基準に判断します。
植え付け適期
- 最低気温が10℃以上で安定してから
- 目安:4月下旬〜5月中旬(関東基準)
夜間の冷え込みが強い時期に植える場合は、ビニールや不織布での防寒対策が必要になります。
良いトマト苗の選び方
植え付けの成否は、苗選びで半分決まると言っても過言ではありません。
良い苗のポイント
- 茎が太く、節間が詰まっている
- 葉が濃い緑色で、しおれていない
- 本葉が5〜7枚程度
逆に、徒長してひょろひょろした苗や、葉が黄色くなっているものは避けましょう。
植え付け前の準備
用土について
- 野菜用培養土を使うのが最も簡単で失敗が少ない
→「野菜・果菜向け」や「pH調整済み(弱酸性~中性)」などと
表記のあるものなら、なお良し - 自作土の場合は、水はけと保水性のバランスを意識する
また混ぜ合わせは植え付けの1週間前までには行い、馴染ませておきましょう
→例)赤玉小粒:腐葉土:堆肥= 6:3:1
+ 緩効性肥料、苦土石灰(pH調整)
トマトは過湿を嫌うため、排水性が最も重要です。
プランターのサイズ目安
- 幅12~15㎝、深さ30cm以上
- 1株につき1プランターが基本
トマトを並べて育てる場合、株間は最低40㎝が必要です。
スペースを考えると、1株=1プランター がおすすめです。
個人的には、底石が要らず、畳んでしまっておける、不織布プランターがおすすめです。
支柱選び
- 150㎝以上
- 直径8~11㎜が使いやすい
- 麻紐もセットで
支柱は、後から立てると根を傷めやすいため、植え付けと同時がベスト。
プランターや土と一緒に買ってしまいましょう。
ばら売りで買うならホームセンターのほうがやや安く済みます。
トマトの植え付け方法
- プランター底に鉢底石を敷く
- 用土を8〜9分目まで入れる
- 苗をポットから優しく取り出す
- 根鉢を崩さず、やや深めに植える
- 周囲の土を軽く押さえる
- たっぷり水を与える
植え付けのポイント
トマトは茎からも根が出る性質があるため、
ポット時よりやや深めに植えることで、根張りが良くなります。
植え付け後にやるべき管理
水やり
- 植え付け直後はしっかり
- 活着後はやや控えめに
トマトは乾燥に強く、与えすぎは根腐れや味の低下につながるため、
乾燥気味に育てましょう。
誘引
- 紐は「8の字」に
- 成長後も締め付けないようにゆとりを持たせて
- 20~30㎝おきに、枝や芽の近くは避ける

わき芽かき
枝のつけ根と主幹の間から出る「わき芽」は、トマトの成長に併せて次から次へと出てきます。
わき芽かきをしないと栄養を奪われ、風通しも悪くなるため、
出てくるわき芽は全てかいていきます。
週に1回はすると考えておきましょう。
ハサミで切ると病気に感染することがあるので、手で折り取ります
また、切り口がすぐ乾いて、早く治るように、晴れた日の午前中に行います。

受粉
トマトはひとつの花にめしべとおしべがあるので、自然に受粉しますが、
風や虫のいない環境では、その確率は大きく下がります。
また、初期の受粉が遅れると、その後の実も成るのが遅くなります。
そのため、受粉を促してあげることをおすすめします。
といっても、やることは綿棒で花の中を優しく2~3周、円を描くようになでるだけです。

追肥
トマトは植え付け時の元肥である程度育ちます。
1つ目の実がなり、4㎝程になったら、追肥を始めます。
その後は、2~3週に1度のペースで施します。
緩効性でも液体肥料でも大丈夫です。用量は製品の表示に従ってください。
扱いがより簡単なのは液体肥料です。
摘果
トマトは一枝に複数個の実がなりますが、品質を上げるために、
1枝につき3~5個に間引きます。
枝についている全ての実が、2.5~4cmになったら行います。
極端に小さかったり、様子のおかしなものを優先的に取り除き、
なければ主枝に近い順に残していきます。
残す目安としては、下1、2段目は3個残し、それ以降は4~5個を残していきます。
ミニトマトの場合は、摘果は必要ありません。

摘心
頂点を切って、苗の成長を止めてしまうことです。
そのままだと際限なく伸び続け、管理のできない高さになってしまったり、
栄養不足や苗が倒れてしまい、全てが台無しになってしまいます。
摘心するタイミングは、下から数えて6段目、7段目が蕾をつけたときが目安です。
このくらいまでが品質も保てます。

収穫
待ちに待った収獲です。
均一に真っ赤になったら、完熟の証。ヘタ上の部分で切り取りましょう。
下葉かき
収穫後は、収穫した枝より下の葉は取り除きます。
収穫した枝下の葉は働きを終え、養分を使いながら緩やかに枯れるのみです。
下葉かきは、無駄な養分の分散を防ぎ、病気の予防になります。
まとめ
トマトの植え付けで重要なのは、
- 適切な時期
- 良い苗選び
- 深さと水はけ
この3点を押さえることです。
植え付けさえ成功すれば、その後の管理は比較的シンプルです。
ぜひ、自分の栽培環境に合った方法で、トマト栽培を楽しんでください。


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