冬の家庭菜園で悩むのが「寒さで植物が弱る」「霜で葉が傷む」などのトラブル。
特にプランター栽培は地植えより根が冷えやすく、対策が必要です。
反面、移動や設置物が小さいので、少ない労力で対処できるのはいい点です。
この対策で、今後も植物栽培を続けていけるかが決まります。
この記事では、基本の防寒3つに加えて、さらに効果的な追加の寒さ対策もまとめて紹介します。
それでは早速、見ていきましょう。
寒さ対策の種類
植物のための寒さ対策の要点は、植物を極端な寒さにさらさない ことです。
そのために、
- 根を冷やさない
- 地上部(葉や茎)を冷やさない
- 風にさらさない
- 霜や雪被害から守る
といった点を考えていきます。
1. マルチ(敷きわら・バーク・ウッドチップ)
まず敷き藁やバーク、ウッドチップなどを土の上に敷いて、保温性を高める寒さ対策があります。
それを総称して、マルチといいます。
素材が複数種類あり、それにより多少効果が変わってきますが、大まかには下記の通りです。
◎メリット
- 根の冷えを防ぐ断熱効果
- 水分蒸発を抑えて乾燥対策に
- 安価で使いやすい
- 見た目がナチュラルでおしゃれ
✕デメリット
- 葉・茎の霜対策はできない
- 軽い素材は風で飛びやすい
2. ダンボールの霜よけカバー
ダンボールを工作して、カバーを自作することができます。
そのため、自身の状況やプランターのサイズに合わせることが容易です。
何よりもタダで作れます。
◎メリット
- 無料でできる
- 霜対策として最高クラスの効果
- かぶせるだけでOK
- カットしてプランターに合わせやすい
✕デメリット
- 雨に弱く崩れやすい
- 見た目が簡素になりがち
- 昼間かぶせっぱなしはNG(蒸れや日照不足になるため)
3. 簡易温室(ビニール温室)
いわゆるビニールハウスの小さいバージョンです。
ネットショップやホームセンターで簡単に購入できます。
自作のダンボールでの霜よけと違い、組み立てが簡単で、見栄えもすっきりします。
より初心者向けです。
◎メリット
- 保温効果が非常に高い
- 霜、風、雨、雪のすべてを防ぐ
- 冬でも成長を維持しやすい
✕デメリット
- コストがかかる(3,000〜10,000円)
- 換気をしないと病気の原因に
- 強風時の倒壊リスクあり
ここまでが、基本の対策3選でした。
ここからは、「もう少し詳しく知りたい」「ここまでの3選がイマイチ合わない」
という方向けに、さらに3つの方法を紹介します。
4. 寒風を防ぐ「風よけ(ウィンドスクリーン)」
冬の強い北風は、ハーブが弱る原因の一つ。
透明パネル・すだれ・波板などを使うだけで十分効果があります。
◎メリット
- 冷たい風によるダメージを予防
- 葉の乾燥やチリつきを防ぐ
- 光を遮らずに設置できる
✕デメリット
- 風向きによっては効果が変わる
- 固定が弱いと倒れやすい
5. プランターの底上げ(地面の冷気対策)
冬は地面の冷たさがそのまま根を冷やします。
レンガやブロックの上に置くだけで、根の冷えが大きく改善。
◎メリット
- 安価で効果大
- 排水が良くなり根腐れ予防にもなる
- マルチと組み合わせるとさらに◎
✕デメリット
- 高すぎる台は不安定
- 根のケアのみで、葉や茎には効果がない
6. ぬるま湯での夕方の水やり
寒い冬に冷たい水を与えると、根の温度が急激に下がります。
◎メリット
- 根を冷やさずダメージが減る
- 夜間の土温が下がりにくい
✕デメリット
- 氷点下の朝は土が凍るため、あまりの温度差には注意
- 品種によっては、冬の寒さを求めるものもあるので要確認
7. 室内へプランターを移動させる
普段、室外で管理していた場合は、室内へ移動することで対策することができます。
いわば、ビニールハウス状態になります。
◎メリット
- 移動させるだけなので、手間がかからない
- 気温と風、霜、全てに対応している
✕デメリット
- プランターの大きさによっては、移動が大変
- 水やり時に周りを汚さないように気を遣う
- 置き場所が日照量の合う場所に限られる
選び方:地域・予算・育て方で選ぼう
計7つの対処法を紹介してきました。いかがでしたでしょうか?
ご自身の状況や希望に合わせて、使い分けていきましょう。
- 霜が強い → ダンボール+マルチ
- 成長を止めたくない → 温室
- 軽めの対策で十分 → マルチ+底上げ
- 風が強い → 風よけが必須
冬の対策は、組み合わせるほど効果が上がります。
冬越えをしっかりして、来年も引き続き楽しんで行きましょう。


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