ほんのり甘い香りと爽やかな風味が魅力のフェンネル。
家庭菜園でも育てやすいハーブで、葉だけでなく、花や種、茎も収穫し食べられる特徴があります。
反面、どれを主体として収穫したいかで、収穫のタイミングや方法が少し変わる点が難しい植物でもあります。
特に、球茎を太らせて収穫したい場合は時期が重要。
今回は、家庭菜園で育てたフェンネルの「収穫時期」と「コツ」を詳しくまとめます。

フェンネルの収穫時期
① 葉(フロンド)の収穫時期
- 株が安定したら いつでも収穫OK
- 柔らかい若い葉が香りが良い
料理に使いたいタイミングで収穫してしまいましょう。
若い葉を適宜収穫することで、そこから新たに生え増え、
より収穫できるようになります。
② 球茎の収穫時期
- 植え付けから約90〜120日後
- 直径 7〜10cm ほどに膨らんだ頃がベスト
- 遅らせすぎると割れやすく、繊維質に硬くなる
収穫の最盛期:初夏〜秋(5〜10月)
③ 花の収穫時期
- 花の実をつけたら、いつでも
- 季節が進むと、花が固くなってき、香りも弱くなってくる
- あまり刈りすぎると種を得られなくなります
収穫の最盛期:初夏~晩夏(6月~9月)
④ 種(フェンネルシード)の収穫時期
- 花後、茶色く乾燥してくる
- 種が自然に落ちる直前 が収穫のタイミング
- 秋〜初冬にかけて
地植えであれば、種が自然に落ちてそのまま繁殖するのですが、
鉢植えはそうはいかないので、落ちる前に収穫しましょう。
そのまま、湿度のない冷暗所で保存すれば、次の植え付けにつなげられます。
フェンネルの収穫方法
✔ 葉の収穫
- 若い柔らかい葉を中心に根元からカット
- 一度に収穫しすぎると株が弱るので、1/3まで を目安に
魚料理に合わせるなら、細い繊維の部分が香りが良くておすすめ。
✔ 花の収穫
- 穂先になった複数のものをまとめて収穫
- 水に活ける場合は、少し長めに葉を残して
収穫しても、割とすぐ生えてきますが、種も収穫したいなら、
夏終わり(9月頃)からは収穫を控えましょう。
✔ 茎の収穫
- 土の上に見える白い球茎を確認
- 手で軽く押して「締まり」があるか確かめる
- 根元を包丁または剪定バサミでカット
- 外側の硬い葉は取り除く
✔ 種の収穫
- 花が茶色く乾き始める
- 軽く触ると種がポロっと落ちる状態がベスト
- 花房ごと切り取り、袋に入れて乾燥
- 完全に乾いたらシードを外して保存
収穫量を増やすコツ
- 間引きをしっかりする(株間30cm)
- 乾燥させすぎず、湿らせすぎない
- バルブ肥大期に追肥(種まき後1~2か月後に1回)
- 土寄せをして光を遮ると茎が白くきれいに太る
特に「水切れ」はフェンネルが太らない最大の原因です。
収穫後のおいしい食べ方
- 葉 → 魚のハーブ焼き、サラダ、ドレッシング
- 花 → スープやサラダの飾り、料理の仕上げ
- 茎 → ロースト、グリル、サラダ
- 種 → ピクルス、パン、スパイスとして保存
収穫したてのフェンネルは香りが圧倒的に違います。
まとめ
- 葉は いつでもOK(株の1/3まで)
- 花もいつでもOK(種の収穫を見越して収穫ペースを考える)
- 茎は 直径7〜10cmで収穫
- 種は 茶色く乾いたとき がチャンス
- 水切れと肥料不足は肥大不良の原因
家庭菜園でも十分立派なフェンネルが育ちます。
それぞれの段階で収穫とその味わいを楽しみましょう。
葉や花は普段は食べることができない、栽培した人だけの楽しみ。
茎はサラダで食べると格別なおいしさです。
種を収穫できれば、永久に栽培を続けられます。
植えて、育てて、食べて、また植える。このサイクルを楽しみましょう。


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