フェンネルは発芽後、それほどケアをしなくても育つことはできます。
しかし、追肥だけは面倒を見てあげたほうがいいです。
芽かきもまた、フェンネルの香り・味・大きさを良くするために、行うことを強く勧めます。
どちらも、この記事を一度読み、流れとポイントが分かれば簡単です。
より良い収穫を目指して、ぜひ行ってみてください。

フェンネルの肥料はいつ・どれくらい?
フェンネルはハーブの中では、肥料を好む植物です。
その肥料を与えるタイミング次第で、球茎の太さと香りの強さが変わります。
基本の肥料スケジュールは以下の通り👇
| タイミング | 肥料の種類 | 目安量 |
|---|---|---|
| 定植前(元肥) | 緩効性肥料 | 土1㎡あたり化成肥料30g |
| 定植2〜3週間後 | 追肥 | 化成肥料20〜30g または 液体肥料 |
| その後3~4週間ごと | 追肥 | 同量 |
フェンネルの株が元気に育っているようなら、そのままのペースで、
もしくは少しペースを落としましょう。
元気があまりないようなら、液体肥料を用法に従って施しましょう。
固形の肥料に比べて効きが早いので、修正が効きやすいです。


緩効性肥料は周りの土に混ぜ込み、少し株元に寄せます。
鉢植えの場合は、控えめの量をこまめに施す方が失敗しにくいです。
追肥のポイントと注意点
フェンネルは肥料が多すぎると徒長(ひょろ長く伸びる)しやすくなります。
追肥は 株の外側の土にまく → 軽く混ぜる → たっぷり水やり が基本。
- 全体に対してあまりにも長く茎が伸びている
→液体肥料なら、施すのをやめる
固形肥料なら、次回水をやるときに大量にやり、水で流しだす - 葉色が淡すぎる、生育が止まり気味
→液体肥料をやる
こういったサインを日々の観察の中で気づいたら、慌てる必要はありません。
その都度、対処してあげれば大丈夫です。
芽かきとは?フェンネルで必要な理由
フェンネルはひと株から複数の芽が出てきます。
このまま育てても収穫できますが、芽を整理することでメインの株を太く育てることができます。
芽かきをするメリット👇
・株がしっかり太くなる
・香りが濃くなる
・倒れにくくなる
特に球になる系のフローレンスフェンネルでは効果大です。
芽かきの手順|適したタイミングとやり方
草丈15〜20cmごろになると、株元から横に伸びる小さな芽が複数出てきます。
そうなったら、目かきを行いましょう。
▼やり方
- メインの茎が1本まっすぐ伸びているものを残す
- 脇芽を手でつまんで取り除く(ハサミでもOK)
- 傷口に土がかからないように灌水
ハサミを使う場合は、清潔なものを使いましょう。
汚れていると病気の原因になってしまいます。
取り除いた芽は柔らかく、サラダやスープに使えて美味しいです。
これを楽しめるのも、栽培している人の特権です。
まとめ
適切な追肥と芽かきを行うことで、より香りと甘みよく、より大きなフェンネルを収穫することができます。
どちらも簡単で、手間なく良いフェンネルの収穫につながります。
また、より失敗しにくくするポイントとして、
・芽かきをしたタイミングで軽い追肥をする
・風が強い場所は支柱を添える
・乾燥しすぎると生育が止まるので敷きマルチも良い
・倒れぎみの株は土寄せで補強
最高のフェンネルの収穫を待ちながら、その道中も楽しみましょう。
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