ハーブティーやシロップに興味のある人なら聞いたことのある、エルダーフラワー。
甘くフルーティーな香りに、デトックス効果で人気です。
正式な植物名としては、「西洋ニワトコ」と呼ばれるこちら、
実もつけ、完熟したものを食べることができます。
ただ出回る量が少なく、高価なのが難点です。
その問題を解決する方法として、自家栽培をこの記事で紹介していこうと思います。
スペースを少し食うのが難点ですが、栽培自体は簡単です。
エルダーの魅力を知り、よりたくさん欲しい方や、
これから興味のある方の助けになれば幸いです。
それでは早速、見ていきましょう。

ニワトコの種類
ニワトコには、ニワトコ と 西洋ニワトコ の2種類があります。
- ニワトコ:食用にならない。日本周辺に原生。
- 西洋ニワトコ:食用になる。ヨーロッパなどに自生。
ここでは、食用となる西洋ニワトコを紹介していきます。
また、西洋ニワトコにも種類があり、主に下記3種が手に入ります。
一般的に食用として栽培されるのは、オーレア です。
- オーレア : 白い花、黒紫の実
- ブラックレース : 淡いピンクの花
- ゴールデンタワー : 明るい黄金色の葉を持つ

準備するもの
- 西洋ニワトコの苗
- 土、苦土石灰
- 緩効性肥料
- プランター(鉢植えの場合)
ニワトコは苗から育てます。
入手難易度を考えると、ネット注文になると思います。
土は、
- 野菜や果樹の培養土
- 赤玉小粒:腐葉土を 7:3 に緩効性肥料
いずれかで大丈夫ですが、弱アルカリ性(pH7.1~8.9)を好むので、
苦土石灰などを足すとより良いです。
地植えでも、プランターでも可能ですが、
プランターの場合は、直径30cm・深さ40cm以上の
大型のものが必要になります。
やや割高に感じますが、ずっと栽培できることを考えると安いかと思います。
エルダーフラワー・エルダーベリーの育て方
栽培の流れは、
- 植え付け
- 追肥
- 開花・収穫
- 剪定
の4ステップ、いずれも年に1~2回行うだけの簡単な管理です。
それ以外は、土が乾いたらたっぷりあげるのみです。
植え付け
一般的な植え付けと変わらず、
底石を詰め、用土を入れ、苗を置き、残りの用土を詰めます。
その後はたっぷりと水をあげます。
苦土石灰を混ぜる場合は、植え付けの2週間前に混ぜて馴染ませておきましょう。
成長と共に根が詰まり、勢いが衰えてくるので、
プランター栽培の場合、2年を目安に植え替えを行いましょう。
追肥
厳寒や酷暑が過ぎた、3月と9月を目安に行います。
緩効性肥料を用法にしたがってまいてください。
収穫
花は開花する5~6月、実は8~10月に収穫できます。
花は満開になる直前に収穫することで、香り良いものを採れます。
実を収穫したい場合は、お好みで収穫せずに残してください。
実は未熟なものには青酸配糖体が含まれ、毒性があるため
必ず完熟したもののみを収穫してください。
完熟すると、紫~黒色になるため、判別は簡単です。

剪定
休眠期の11月~2月に行います。
ニワトコは樹勢が強く、枝がすさまじく伸び、
また4年目以降の枝は収量が減ります。
収量の確保と病気の予防を目的として、剪定を行います。
ポイントは、
- 清潔なハサミを使う
- 数日ごとに分け、一度に大量には行わない
- 残す枝の分岐点すぐ上で切る
優先順位としては、
- 枯れていたり、弱々しい枝、細い枝
- 他よりも高く伸びた枝、内側や下側に向かう枝
- 3年目の枝
ニワトコは樹勢が強いため、翌年もかなり伸びます。
最低限、幹と数本ずつの枝を残せば、翌年も問題なく育ちます。
病気の予防が重要なので、悩んだ場合は思い切りよく切ってください。
また、剪定した枝を挿し木して、増やすこともできます。
挿し木・挿し芽のやり方完全ガイド|失敗しないコツと土・発根のポイント
まとめ
エルダーフラワー・エルダーベリーは、買うととても高価ですが、
スペースさえあれば、簡単に育てられる植物です。
また、育てている過程の見た目の美しさも楽しむことができます。
エルダーフラワー・エルダーベリーに魅力を感じている人には
栽培をおすすめします。
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