ナスタチウム(キンレンカ)は、鮮やかな花を楽しめるだけでなく、
花や葉を食べられる人気のエディブルフラワーです。
苗から育てる方法が一般的ですが、種からでも簡単に育てられる植物で、
毎年自分で採取した種をまいて楽しむこともできます。
この記事では、ナスタチウムの種まきの方法から発芽のコツ、種の採取・保存方法まで詳しく解説します。
苗から育てる方法や日々の管理について知りたい方は、あわせて下記記事もご覧ください。
ナスタチウムの育て方|初心者でもプランターで簡単!食べられる花を長く楽しむ栽培方法
それでは早速見ていきましょう。

準備するもの
種から育てるために必要なのは、以下の通りです。
- ナスタチウムの種
- ピートバン
- 霧吹き
全てネットやホームセンターで一度に揃えられます。
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
ナスタチウムの種
10粒~市販されているので、欲しい株数と庭のスペースに合わせて選んでください。
発芽率は基本的に70%以上なので、10粒から7株以上とれる算段になります。
また色も複数種類あり、好みの色や混ぜ合わせのものなど、お好きなものを選べます。
約10粒、カラー混合。価格も安く、種からの栽培初心者にもおすすめです。
ピートバン
本来の種からの栽培では、
- 種専用の培養土
- 培養トレー
- 受け皿
と準備するものが多めで、余ることも多いです。
そこでおすすめなのが、ピートバンです。
土とトレーがセットになっており、これを買うだけで準備OK。
使い方も簡単で、ほぼ通常の種まきと同じです。
余っても少量なのでスペースを取りません。
値段もお手頃で、初心者だけでなく幅広く使えます。
霧吹き
種植え~発芽初期は土の湿り気を保つことが重要になってきます。
通常のじょうろでは、種が流れ出たり、初期の小さな苗が倒れたりしてしまいます。
そこで霧吹きを使っての水やりを行っていきます。
これだけはネットで買うと割高になるので、近所の100円ショップなどで買う方がいいかもしれません。
ナスタチウムの種まき方法
ナスタチウムの種まきは3~4月・9~10月に行えます。
冬越しのことを考えると3~4月に行う方がおすすめです。
ナスタチウムの種まき~発芽後までの流れは下記の通りです。
- 種を水に浸ける
- 種をまく
- 水やり
- 間引き
- 定植
種を水に浸ける
ナスタチウムの種は表面が硬いため、そのままよりも 一晩(8〜12時間ほど)水に浸けてから
種まきをすると発芽しやすくなります。
種をまく
穴を1~2cm深さであけ、1穴につき2〜3粒をまき、元あった土を軽くかぶせましょう。
ピートバンの場合は給水させた後に作業を行います。
水やり
種まき後は、土の湿り気を保つように優しく水を与えます。
勢いよく水をかけると種が流れてしまうため、霧吹きを使うのがおすすめです。

間引き
気温にもよりますが、1〜2週間ほどで発芽が始まります。
本葉が2〜3枚になったら、生育の良い株を残して間引きを行います。
少しもったいなく感じますが、健全で丈夫な株を育てるために行いましょう。
定植
本葉が4〜5枚ほどになったら、プランターや花壇へ植え替えます。
ナスタチウムは根を傷つけることを嫌うため、根鉢を崩さないよう丁寧に植え付けましょう。
定植後からの管理に関しては、下記記事を参照してください。
ナスタチウムの育て方|初心者でもプランターで簡単!食べられる花を長く楽しむ栽培方法

発芽率を上げる3つのコツ
種を吸水させる
一晩水に浸けておくことで、硬い種皮がやわらかくなり発芽しやすくなります。
適した気温で育てる
発芽適温は15〜20℃ほどです。
春や秋の穏やかな気温なら、比較的スムーズに発芽します。
土を乾かしすぎない
発芽までは常に湿めっている状況が必要です。
ただし、常にびしょ濡れの状態では種が傷みやすいため、水の与えすぎにも注意しましょう。
表面の土がしっとりしているくらいが目安です。
種の採取方法
ナスタチウムは簡単に自家採種できる植物です。
翌年も育てたい場合は、ぜひ種を採取してみましょう。
- 花が終わったらそのまま残す
- 花がらが茶色く乾燥したら収穫
- 風通しのいい日陰で乾燥させる
最初は緑色だった花がらが、熟すにつれて茶色く乾燥してきます。
そのままでは自然に落ちてしまうので、茶色くなったら収穫して乾燥させます。
水分が残っているとかびてしまうので、しっかりとカラカラに乾燥させましょう。

種の保存
乾燥した種は、ジップロックなどの密封容器へ入れて保存します。
乾燥を保てるよう、乾燥材を入れると尚良いです。
直射日光や高温多湿を避け、冷暗所で保管すれば翌年の春まで十分保存できます。
家庭で言うと、野菜室が保存場所として最適です。通常の冷蔵でも問題はありません。
2年間は保存ができますが、徐々に発芽率が下がるので、翌年の種まきの季節に蒔けると一番いいです。

まとめ
ナスタチウムは、種からでも育てやすく、自家採種も楽しめる植物です。
種まき前に一晩水へ浸けることや、発芽まで土を乾燥させすぎないことが成功のポイントになります。
また、花が咲いたあとに種を採取して保存すれば、翌年も同じ株の魅力を楽しめます。
ぜひ種から育てる楽しさと、自家採種ならではの魅力を体験してみてください。
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