トマト栽培というと、ホームセンターで苗を買って植えるイメージが強いかもしれません。
一方で、
- 種から育ててみたい
- 発芽の仕組みを知りたい
- なぜわざわざ発芽から育てる人がいるのか気になる
という方も少なくありません。
この記事では、トマトを「発芽から育てる」ことにフォーカスし、
- 発芽から育てるメリット・向いている人
- トマトの発芽条件
- 種まき〜発芽までの具体的な流れ
- 発芽しないときの原因と対処
をわかりやすく解説します。
それでは早速、見ていきましょう。
※発芽後の育て方(鉢上げ・植え付け・支柱・管理など)は、別記事で詳しく解説しています。
トマトの栽培方法|時期ごとの対応やコツ【プランター】

なぜトマトを発芽から育てるのか?
苗から育てるのと何が違う?
苗からの栽培は手軽で成功しやすい反面、
発芽から育てることで得られるメリットもあります。
発芽から育てるメリット
- 品種の選択肢が広がる
苗では出回らない品種(固定種・海外品種など)も育てられる - 成長の過程をすべて観察できる
発芽〜子葉〜本葉までの変化がわかり、栽培理解が深まる - 株の性質を早く見極められる
初期から育てることで、徒長・根張りの違いが分かりやすい - コストを抑えられる
種は苗より安価で、複数株育てたい人には向いている
一方で注意点も
- 温度・水管理を間違えると失敗しやすい
- 発芽率にばらつきが出る
- 苗になるまで時間がかかる
そのため、「確実に収穫したい」人は苗から、
「育てる過程や珍しい品種を楽しみたい」人は発芽からが向いています。
トマトの発芽に必要な条件
トマトの発芽には、主に次の3つが重要です。
① 温度(最重要)
- 発芽適温:25〜30℃前後
- 20℃以下では発芽が遅れやすい
- 15℃以下では発芽しないことも多い
5月前後の植え付けから逆算すると、種まきは2~3月になりますが、
その結果、気温が発芽適温に合わなくなることが多いです。
そのため、発芽までは室内管理が基本になります。
② 水分
- 土が乾きすぎると発芽しない
- 逆に、常にびしょびしょだと腐りやすい
「湿っているが水が溜まらない」状態が理想です。
③ 光(発芽までは不要)
トマトは好光性ではありません。
発芽するまでは暗めに保ち、
発芽後すぐに光に当てることが重要です。
トマトの種まき〜発芽までの手順
トマトの発芽に必要な準備物は、
- トマトの種
- 用土
- セルトレイ
- 保温設備
詳しくは、栽培の手順と共に解説していきます。
STEP1:用土と容器を準備する
- 市販の種まき用土
- 細かめの培養土
肥料分が多すぎる土は、発芽初期には向きません。
一般的な野菜の培養土には、肥料が入っていることが多く、向きません。
自分で混ぜる場合は、
赤玉小粒:バーミキュライト:ピートモス=4:4:2
を基本として考えてください。
発芽用の容器ですが、なんでも大丈夫ですが、
種が一度に大量に手に入るため、複数の株を発芽させることになると思います。
そのため、小さなポットがくっついた、セルトレイ が便利です。
置き場に困らないサイズで使うにも、保管にも便利です。
サイズが2つありますが、どちらでも大丈夫です。迷ったら穴数の少ないほうが汎用性が高いです。
STEP2:種をまく
- 深さ:5mm程度
- 1か所に3粒ほど
- 軽く土をかぶせ、上から押さえる
種はお好きなものをえらんでください。
珍しい品種が好みなら、ネットで探すと意外にもたくさん見つかります。
STEP3:しっかり潅水
水をやりますが、普通にじょうろでやってしまうと、
種が流れて露出してしまうので、ほんの少しづつ気を付けてあげます。
個人的には、霧吹きが断然楽なのでおすすめです。
STEP4:温度・湿度管理して待つ
- 発芽までは3〜7日程度
- 日当たりがあまりない、暗めの場所で
- 25~30℃をキープ
- 湿り気も保つ
このステップが発芽に一番重要です。
湿り気は日々の水やりで管理できます。
温度管理のため、室内で管理します。
ラップやフタで軽く覆うのも有効ですし、
より安定性を上げるなら、電気マットもいい候補になります。
お値ごろで防水、畳むこともでき、かなり便利です。温度設定はできませんが、家庭菜園には十分です。
発芽後の対応
芽が出たら、また違う環境が必要になります。
この段階もまた重要です。
- すぐに明るい場所へ移動
- 日照不足だと徒長(ひょろ長くなる)しやすい
- 直射日光は避け、まずは明るい日陰から
発芽後の管理が、その後の株の強さを大きく左右します。
発芽しない・失敗しやすい原因
よくある原因は次の通りです。
- 温度が低い
- 水が足りない
- 種が古い
- 深くまきすぎている
特に多いのは**「低温」と「水の管理」**です。
発芽後の育て方について
発芽後は、
- 本葉が出てきたらどうする?
- いつ鉢上げする?
- どのタイミングで植え付ける?
といった疑問が出てきます。
これらについては、下記記事を参照してください。
トマトの栽培方法|時期ごとの対応やコツ【プランター】
まとめ
トマトは発芽から育てることは、家庭菜園でも可能です。
苗から育てることに比べると、やや難易度は上がり、
管理も多くなりますが、
- 珍しい品種を育てたい
- 栽培理解を深めたい
こういった人にはお勧めです。
発芽のカギは「温度・水分・発芽後の光」です。
手塩にかけたトマトはまた特別に思えます。
少しでも興味を持った方は、ぜひ挑戦してみてください。
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