「植物を育ててみたいけれど、何から始めればいいのかわからない」
家庭菜園やベランダ菜園を始めたい方の多くが、最初にここでつまずきます。
結論から言えば、最初はプランター栽培で十分です。
庭がなくても、特別な道具がなくても、最低限の準備で植物栽培は始められます。
この記事では、
初心者が失敗しにくい植物栽培の始め方を、
「プランター・土・肥料」を中心に、順を追って解説します。
STEP1|まずはプランターを選ぶ
なぜ初心者にはプランター栽培がおすすめ?
植物栽培というと「畑」や「地植え」をイメージしがちですが、
初心者にとってはプランターの方が圧倒的にメリットがあります。
- 置き場所を選ばない(ベランダ・玄関先・庭先)
- 失敗しても土ごとリセットできる
- 水やりや管理がしやすい
- 病害虫の影響を受けにくい
特に最初の1〜2年は、
プランターで感覚をつかむことが、長く続けるコツです。
プランターの種類と選び方
初心者が迷いやすいポイントですが、
最初は以下だけ覚えておけば問題ありません。
深さ
- 深型(20cm以上):果菜類・ハーブ・多くの野菜向き
- 浅型:葉物専用(最初は避けてもOK)
形
- 丸型:1株育てたいとき
- 長方形:複数株を並べたいとき
素材
- プラスチック製:軽くて扱いやすく初心者向き
- 素焼き:通気性は良いが乾きやすい
- 不織布:底石や受け皿が要らず、かさばらない
最初は「深型・プラスチック製」もしくは「深型・不織布」がおすすめです。
特に不織布は用意するものも少なくなり、使わない間は畳んでしまっておけるので、
個人的に気に入っています。
STEP2|土(用土)が成功率を大きく左右する
土選びが重要な理由
植物栽培の失敗原因で最も多いのが、実は土です。
- 水はけが悪く根腐れする
- 栄養が足りず育たない
- 古い土をそのまま使ってしまう
プランター栽培では、
土=植物の環境そのものと考えてください。
初心者は「市販の培養土」でOK
結論として、
最初は自分で配合する必要はありません。
- 野菜用培養土
- ハーブ用培養土
このどちらかを選べば十分です。
ポイントは、
- 軽くてふかふかしている
- 水をかけるとスッと抜ける
- 元肥入りや堆肥入りと書かれている
これだけ確認してください。
それなりの重さとサイズになるので、ネット通販で買うと楽です。
STEP3|肥料は「少なめ」が基本
初心者がやりがちな失敗
- 最初から肥料を足しすぎる
- 成長段階を無視して与える
- 濃度を守らない
特にプランター栽培では、
肥料のやりすぎ=失敗につながります。
最低限覚えておきたい肥料の考え方
- 元肥入り培養土 → 最初は肥料不要
- 生育が進んだら「追肥」
- 初心者は液体肥料か緩効性肥料が簡単
液体肥料は、
- 薄めて使える
- 効果がすぐ効く
- 調整しやすい
という点で、最初の1本に向いています。
また、緩効性肥料は、
- まいた後、ゆっくりと効く
- 年1~3回まくだけ
という特性から、毎日は見る時間がなかったり、
ほったらかし気味で育てたい人におすすめです。
STEP4|最低限あると便利な道具
必須ではありませんが、あると便利なものです。
- ジョウロ(細口タイプ)
- 園芸用ハサミ
- 鉢底ネット・鉢底石
※最初からすべて揃えなくても問題ありません
※育てながら必要なものを足していきましょう
まずは「育ててみる」ことが一番大切
植物栽培は、
知識よりも経験が一番の近道です。
- プランター1つ
- 土と肥料は初心者向け
- 完璧を目指さない
これだけ意識すれば、家庭菜園は十分に楽しめます。
当サイトでは、さまざまな野菜や果物、ハーブの育て方を更新中です。
ぜひ、参考にして、育てたい植物を探してみてください。
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