プランターで育てるジュニパーベリーの育て方|実を収穫してスパイスとして楽しもう

家庭菜園
スポンサーリンク

ジュニパーベリーは、ヒノキ科ビャクシン属の常緑低木です。

乾燥させた実はスパイスとして利用され、ジビエ料理や肉料理、ピクルスの香り付けなどに使われます。また、お酒のジンに欠かせない香りの原料としても有名です。

プランターでも栽培できますが、収穫までには数年かかるため、ゆっくり育てることも楽しめる人向けの植物です。

この記事では、苗の植え付けから収穫、剪定、夏越し・冬越しまで、ジュニパーベリーを育てるためのポイントを紹介します。
それでは早速見ていきましょう。

育てる前に知っておきたいこと

これまで簡単に家庭菜園ができることをどの記事でも紹介してきましたが、
ジュニパーベリーは2点、注意しなければならないことがあります。

この2点を知ったうえで、栽培するかを決めてください。

実を収穫するには雌雄株の両方が必要

ジュニパーベリーは雌雄異株です。

実を収穫したい場合は雌雄株の両方が必要になります。
そのため、最低でも2株置くためのスペースが必要になります。

1株の大きさも小さくはないので、ご家庭のスペースを確認しましょう。

収穫までには数年かかる

ジュニパーベリーは植えてすぐに収穫できる植物ではありません。

一般的には3〜5年ほどかけて株が育ち、実を付けるようになります。

ある程度育った株を買えば、その時間は短縮できますが、
実がなってからも、完熟するまでは一般的に1年半かかります。


準備するもの

ジュニパーベリーの植え付けには、以下が必要です。

  • ジュニパーベリーの苗
  • プランター
  • 用土
  • 緩効性肥料

雌雄2株植えるので、プランターや用土もそれに合わせた量を買いましょう。
いずれもネットでの注文をおすすめします。
それではそれぞれを詳しく見ていきましょう。

ジュニパーベリーの苗

ひと昔前のクラフトジンのブームのおかげで、ジュニパーベリーの苗の入手は簡単になってきました。
ネットで簡単に見つけられます。

いくつか種類がありますが、主に食用となるのは セイヨウネズ です。

雌雄どちらも必要なので、最初は2つがセットになったものを買いましょう。

セットでもバラでも買えます。売り切れの場合は10~11月からの入荷が多いです。

プランター

ジュニパーベリーは大きく育ち、根の張りもしっかりしているので、
最低でも15Lのサイズが必要になってきます。
家庭菜園であることを考えると、15~25Lがちょうどいいサイズかと思います。

底石要らず畳める便利な不織布プランターおすすめです今回なら5ガロン以上適任です

用土

ジュニパーベリーは丈夫な植物なので、土はあまり選びません。

持ち合わせの土でもいいですし、買うなら樹木・ハーブ用培養土で十分です。

自分で混ぜる場合は、
赤玉小粒:腐葉土= 5:5 をベースに緩効性肥料を少量混ぜ込んでください。

果樹に合わせた栄養・土質の配合。雌雄2株買うなら2袋必要なってきます

緩効性肥料

ジュニパーベリーはあまり肥料を必要としませんが、
寒冷期明けの3月に少量だけ施します。

他のために買った、余っている肥料で問題ありません。

NPKバランス型汎用性が高く他の植物栽培にも役立ちます


植え付け

植え付けの適期は3〜5月または10〜11月です。

  1. プランターに培養土を入れる。
  2. 中央に苗を植え付けます。
  3. 鉢底から水が流れるまでたっぷりと水を与える。

植え付け自体はたったの3ステップで簡単です。


水やり

植え付け後は乾燥に強くなるため、土の表面がしっかり乾いてから水やりを行いましょう。

過湿は根腐れの原因になるため、水の与えすぎには注意が必要です。

肥料

肥料は控えめで十分です。

春に緩効性肥料を少量与えれば、基本的には元気に育ちます。

葉色が悪くなった場合のみ、様子を見ながら追加で与えましょう。

剪定

ジュニパーベリーは自然な樹形を楽しむ植物です。

基本的には混み合った枝や枯れ枝を取り除く程度で十分です。

大きく切り戻しすぎると樹形が乱れやすくなるため、少しずつ整えるように剪定しましょう。


病害虫

比較的病害虫に強い植物ですが、風通しが悪いと発生することがあります。

ハダニ

乾燥が続くと発生しやすくなります。
葉水や風通しを良くすることで予防できます。

カイガラムシ

枝に白い殻のような虫が付くことがあります。
数が少ないうちに取り除くと被害を抑えられます。

赤星病

ビャクシン類に発生する代表的な病気です。
近くにナシの木がある場合は注意が必要です。

風通しを良くし、病気の枝は早めに剪定しましょう。


夏越し・冬越し

夏越し

高温には比較的強いですが、蒸れを嫌います。
風通しの良い場所で管理し、真夏の水切れには注意しましょう。

冬越し

寒さには非常に強く、多くの地域で屋外のまま冬越しできます。
積雪が多い地域では枝折れを防ぐため、雪の重みには注意しましょう。


実の収穫と楽しみ方

ジュニパーベリーの実は、黒紫色に熟してから収穫します。
青い実はまだ未熟なので、そのまま樹上で育てましょう。

収穫した実は数日から1週間ほど乾燥させると香りがより引き立ち、
保存性も上がります。

乾燥した実は、

  • ジビエ料理
  • 牛肉や豚肉の煮込み
  • ピクルス
  • マリネ
  • ジンの香り付け

など、さまざまな料理に活用できます。

少量加えるだけでも爽やかな香りが広がり、家庭料理をワンランク上の味わいにしてくれます。


まとめ

ジュニパーベリーは、ゆっくり育てながら実の収穫を楽しめる魅力的な植物です。

乾燥気味に管理し、日当たりと風通しの良い場所で育てれば、プランターでも元気に育ちます。

収穫までには時間がかかりますが、自分で育てた実を料理やお酒の香り付けに使う楽しみは格別です。
ぜひ家庭菜園でジュニパーベリーを育てて、香り豊かな暮らしを楽しんでみてください。


コメント