にんにくの育て方|植えた後の管理と収穫までの流れ

ハーブ栽培

にんにく栽培を始め、発芽したときはひとしおの喜びがあります。
そこからしばらく経つと、季節と成長に合わせた管理をしなければいけません。

いずれもサクッとできて、楽しさもあるので、
大きく健康なにんにくを収穫するためにも行いましょう。

それでは早速、時系列順に見ていきましょう。

12月:追肥

にんにくは肥料を好む植物です。
植え付けの時の元肥に加えて、さらに2度、12月と2月に追肥を行います。

気温が10℃を下回る日が続いたら、始められるので、
基本的には12月のいつでも大丈夫です。
緩効性肥料を芽から離れたところにパラパラとまきます。
まいたら水やりをしましょう。

この時期は越冬後の成長に向けて、栄養を蓄えたい時期なので追肥を行います。
芽はあまり伸びない時期なので、見た目では成長を感じないかもしれませんが、
着々と成長に向かっています。


追肥:2月

もう一度追肥を行います。
やり方は同じ。時期はまだ、温かくない2月中旬あたりまでに行いましょう。


摘芯:春~初夏(4~5月)

3月〜4月になると、暖かさとともに葉がぐんぐん伸びてきます。
その伸びた2枚の葉の中から茎が伸び、その先に蕾ができます。

このままにしておくと、花を咲かせようと蕾に栄養が行き、
食べる株の部分が育たなくなってしまいます。

そのため、蕾が小指ほどの大きさにまでなったら、
その茎を引き抜くようにして、摘芯を行います。

この作業が意外と楽しいです。
また、この茎や芽の部分はいわゆる「にんにくの芽」です。
ここまで頑張って育てたプチご褒美として、おいしく食べられます。


収穫:5月中旬~6月

5月中旬〜6月、葉の先から順に黄色く枯れてきたら、いよいよ収穫時期。
葉が4割〜6割ほど枯れた頃がベストタイミングです。

晴れの日に、株の根元を持って土からゆっくり引き抜きます。
収穫後すぐに洗うと腐りやすいので、軽く土を落として風通しのよい場所で2〜3日ほど陰干しします。

収穫後の保存

しっかり乾燥したら、茎と根を切って束ね、吊るして保存します。
風通しのよい軒下や室内に吊るせば、長く香りを保てます。

湿気はカビや腐敗につながるので、気を付けましょう。
湿気の多い梅雨時期は、新聞紙で包んで冷蔵庫に入れておくのもおすすめです。

このまま9月、10月まで保存して、また栽培を始めることができます。
その場合は、1粒1粒が大きく健康な株を残しましょう。
にんにくのプランター栽培始め方|植え付けから発芽までの簡単4ステップ


まとめ

にんにく栽培は、植えた後の“見守り時間”が長い分、春から初夏にかけての変化がとても楽しい野菜です。
寒さを越えた小さな芽が、ぐんぐん伸びて立派な球になる――そんな成長を感じながら育てると、収穫の喜びもひとしおです。
少しずつ季節を感じながら、今年のにんにくを育ててみてください。
そして、その楽しみにハマったならば、今年のにんにくをまた来年のにんにくに繋げましょう。


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