タラゴン・エストラゴンの育て方|家庭菜園での栽培方法を解説

ハーブ栽培
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タラゴンは、フランス料理では欠かせない代表的なハーブのひとつです。
エストラゴンとも呼ばれ、白身魚や鶏肉、卵料理、ソースに独特の香りを添えてくれます。

一方で、日本では手に入りにくく、
「使いたいときに無いハーブ」でもあります。

その点、家庭で育てておくと、

  • 使いたい分だけ収穫できる
  • 香りの一番良い状態で使える
  • 栽培自体はそれほど難しくない

というメリットがあります。
それでは早速、詳しく見ていきましょう。

タラゴンの種類

タラゴンと呼ばれる植物には、性質の異なる3つのタイプがあります。
香り・育てやすさ・料理での使い道がそれぞれ異なります。

フレンチタラゴン

  • 香りが非常に強く、最も「タラゴンらしい」
  • フランス料理で使われる正式なタラゴン
  • 種ができず、株分け・挿し木で増やす
  • 高温多湿にやや弱い

料理用途を重視する場合、
このフレンチタラゴンが基準になります。

やや割高ですが、発送の段階である程度の大きさまで育っているので、
収穫までが早く、栽培も安定します

ロシアンタラゴン

  • 種から育てられる
  • 非常に丈夫で育てやすい
  • 香りは弱く、料理用途では控えめ

見た目はタラゴンに似ていますが、
香りは別物と考えた方がよい種類です。

メキシカンタラゴン

  • 正確にはタラゴンではなく、キク科の別種
  • 甘くスパイシーな香り
  • 種で増やせる
  • 暑さに非常に強く、日本の夏向き
  • 寒さに弱いため、一年草として育てる

ミントマリーゴールドやメキシカンマリーゴールドなどの別名でも流通しています。
フレンチタラゴンの代替として使われることが多く、
暑い環境では現実的な選択肢になります。

有機、業者さんも説明丁寧してくれています


基本的に料理用途で栽培すると思いますので、
フレンチタラゴンが第一候補になると思います。

より簡単な管理や少し変わったタイプが好みな方には、
メキシカンタラゴンがおすすめです。


タラゴンの栽培方法

タラゴンの栽培には、

  • タラゴンの種・苗
  • プランター
  • 用土
  • 液体肥料

プランターのサイズはそれほどこだわらなくて大丈夫です。
直径15cmほどあれば、最初は大丈夫です。

用土は水はけの良さが重要になります。
赤玉土主体でもいいですが、パーライトやゼオライトが入っているとより良いです。

タラゴンはほとんど肥料を必要としません。
年に1回ほど液肥で与えるのみで大丈夫です。
NPKがバランスよく入ったものを使いましょう。

栄養バランスよく配合されつつミネラル系他の野菜にもいい肥料。プッシュで軽量が楽です。

フレンチタラゴンの栽培方法

まずは、植え付け・植え替えを4~5月に行います。
フレンチタラゴンは種が採れないため、苗から育てます。

プランターに底石を2割ほどの高さまで詰め、
用土と苗を入れて、たっぷりの水をやったら、植え付けは完了です。

植え付け後の管理は、

  • 日当たり:半日陰
  • 風通し:必須(蒸れに弱い)
  • 水やり:土がしっかり乾いたら

フレンチタラゴンは高温多湿が苦手です。
特に日本の夏は蒸れやすいため、
風通しの良い場所で、鉢植えで管理するのがおすすめです。

追肥

再成長期前、猛暑前の4~6月に液肥を与えます。
使用量は、製品の案内より1~2割減らして使ってください。

収穫

  • 草丈が20〜30cmほどになったら可能
  • 若い葉を中心に収穫する

こまめに収穫すると、
株が蒸れにくくなり、香りも安定します。

冬越し

冬越しのタイミングで地上部は枯れますが、
根は生きているので、春には再び芽吹きます。

寒さには比較的強く、
霜が当たらなければ屋外でも冬越し可能です。


メキシカンタラゴンの栽培方法

3~5月に栽培を始めます。
メキシカンタラゴンは入手経路・気候の関係から種からの栽培になります。

プランターの2割ほどまでに底石を詰め、用土を入れます。
用土は先述した通りですが、種から始めるので、
肥料が入っていないものが望ましいです。
プランターの中央部に5~6粒まき、5mmほど土を被せて、
水をたっぷりとやります。

発芽までは、用土をやや湿り気味に保ちます。
発芽後は、

  • 日当たり:日なた
  • 水やり:しっかり乾いたらたっぷりと

メキシカンタラゴンは日本の気候と相性が良いハーブです。
初心者でも育てやすく、失敗が少ないのが特徴です。

収穫

  • 草丈20cm以上で随時可能
  • 花が咲く前が香りのピーク
  • 種を収穫するなら、花を残す

こまめに摘み取ることで、
脇芽が増え、長く収穫できます。

冬越し

日本では基本的に枯れるため、種を採って翌年育てる
一年草として割り切ります。

花がついたら、そのまま枯れるまでおいておくと、
自然と種ができます。


タラゴンの挿し木での増やし方

特にフレンチタラゴンは種では増やせないため、
家庭菜園では「挿し木」または「株分け」で増やします。
中でも挿し木は、株を傷めにくく、数も増やしやすい方法です。


挿し穂の選び方

  • 4~6月に行う
  • 長さ:10〜15cm
  • 茎が硬すぎないもの
  • 病気や傷のない健康な枝

花芽がついている枝は使わず、
勢いのある新梢を選ぶのがポイントです。


挿し木の方法

  1. 切った挿し穂の下側、数cmについている葉を取り除く。
  2. 葉のない部分を水につけ、発根させる。
    2日に1回水を入れ替え、7~10日。明るい日陰に。
  3. 清潔な新しい用土を用意
  4. 土に穴をあけ、挿し穂を差し込む
  5. 軽く押さえて固定する
  6. たっぷり水を与える

この後は、植え付け後の管理と同じ流れになります。


まとめ

3種類あるタラゴン。

オーソドックスなものを求めるならフレンチタラゴンを、
少し甘い香りや暑さへの耐性を求めるならメキシカンタラゴンをお勧めします。

日本の家庭では珍しいタラゴン。
ご覧いただいたように栽培は簡単なので、
ご家庭のハーブガーデンに追加してみてはいかがでしょうか。


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