「ハーブ栽培を始めたいけど、何が必要でどのくらい手間がかかるかわからない。だから、始める気が起きない」
「道具は揃えたけど、具体的に どう組んだらいいのか、基本がわからない」
そんな風に足踏みしている人も多いかと思います。
ハーブ栽培は難しくなく、1回の買い物で全て揃い、組み方も簡単。
思い立ったらすぐに始められます。
この記事では、ハーブ栽培をこれから始めたい方に向けて、必要なものと基本的な組み方を解説していきます。
プランターを組む前に準備するもの
寄せ植えを始める前に、まずは必要な資材をそろえましょう。
シンプルで、この5つだけあれば始められます。
用意するもの:
- プランター(幅30cm以上がおすすめ)
- 鉢底石
- ハーブ用培養土
- お好きなハーブの苗
- ジョウロ
買う場所としては、ホームセンターかネットショップになります。
- ホームセンター
ハーブやプランターの実物を見ながら、好みのものを選ぶのはワクワクします。
状態やサイズを自分で確認できるところが良い点です。 - ネットショッピング
運ぶ手間がいらず、隙間時間に注文して、翌日や週末にサクッと始められます。
どんな種類のハーブでも注文できるのもいいところ。
ただし、苗の状態を直接確認できないのは注意。発送前に写真などで確認を送ってくれるお店だと安心です。
自分の状況や好みにあった方法で資材をそろえてください。
資材が揃ったら、いよいよプランターを組んでいきます。
3ステップに分けて、解説していきます。
Step1:底石を敷く
まずはプランターの底に、底石を入れます。
これは、通気性を保ちつつ、余分な水がたまらないようにするためです。
ハーブは基本的に乾燥を好むものが多く、水が溜まってしまうと根腐れを起こしてしまいます。
底石の量はプランター全体の1/5ほどが目安。
多すぎると土の量が減って根が張りづらくなるため注意しましょう。

Step2:土と苗を入れる
ハーブの多くは水はけの良い土を好みます。
市販の「ハーブ用の培養土」を買えば、すぐに始められます。
自分で土を配合して使うこともできます。
土を混ぜる場合とその利点
底石を敷いたら、土をプランターの5-6分目くらいまで入れます。中央は少し窪ませておきます。
苗を入れたときに、株本がプランターの8‐9分目くらいに来るようイメージしてください。


植え付けるときは、根鉢を軽くほぐすのがポイント。
トレイに入っている状態は、根がみっちり詰まり固まった状態です。
根が固まったままだと、水や栄養がうまく行き渡りません。
手で軽くほぐしてあげましょう。
特に黒い根があれば、それは死んでいる根なので、しっかり取りましょう。
ほぐす際に根が多少傷ついたり、切れたりしても問題ありません。
Step3:水をやる
苗回りに土を詰めなおします。
軽く鉢をトントンとし、少しかさが減るようなら足してあげてください。
そうしたら、じょうろで水をたっぷり上げます。
できるだけ葉にかからないようにし、鉢底から水が流れ出てくるまで上げます。
最後に受け皿がある場合は、受け皿に残った水を捨ててください。根腐れの原因になります。
これでプランターの組みは終わりです。
簡単にできたかと思います。
土を混ぜる場合
複数個育てたり、野菜や果樹も育てたい方は、下記の3つを買って、自分で配合するのがおすすめです。
それぞれに合った比率で毎回作れるので、無駄が減り、値段もやや抑えられます。
自分でブレンドする工程も楽しいです。
基本の土の元:
- 赤玉土小粒
- 腐葉土
- 緩効性肥料
基本的な比率は、赤玉土小粒と腐葉土-6:4 に 少量の肥料と覚えてください。
ミントやチャイブなど湿り気を好むハーブを植える場合は、腐葉土を少し多めにすると良いです。
ハーブはあまり肥料を必要とせず、多すぎるとかえって弱ってしまったり、香りの薄いものになってしまいます。
土を混ぜるときは、新聞紙の上やビニール袋中で混ぜると簡単で汚れません。
まとめ
プランターの組み方は想像以上に簡単です。家庭菜園を始める第一歩として最適です。
これを押さえておけば、植物栽培はぐっと簡単になります。
慣れてきたら底石・土・苗の組み合わせを工夫しながら、さらなるハーブや野菜、果樹などを取り入れて、自分好みの小さなハーブガーデンを作ってみてください。


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